TEA FOR ONE

まぁお茶でも飲みながら気ままに、好きなことを、すこ~しネタバレしながら、のんびりと………。

「抱きしめて」有沢とも子



有沢とも子◆ 抱きしめて/あなたの面影 1969年

 荒木一郎がスカウトしたと言われる梶芽衣子の実妹の歌手デビュー曲であり、荒木一郎に取っても初のプロデュース作品。
 両面ともに作詞・作曲が荒木一郎で、編曲は川口真。

 「抱きしめて」は、荒木一郎らしいメロディに乗ったポップなサウンドで、当時深夜放送で聞き及んでいたが残念ながらヒットするには至らなかったなぁ。
 結局、翌1970年にレコード会社を移籍し、太田とも子として再デビューしたわけで、同時に梶芽衣子のヒット・シリーズ「野良猫ロック/マシン・アニマル」に実名歌手本人として登場し、2曲(「恋はまっさかさま」「とおく群衆を離れて」)を披露…ここでクールビューティーなお姿拝見ということになった…

 ただ、やはり姉・梶芽衣子の名前の大きさに翻弄されてしまった感もあり、1971年リリースの「甘い嘘」を最後に芸能界を去ってしまった。
 そして、梶芽衣子の自伝『真実』によると、既に他界されていたことが記述されていて驚いた。
 姉・梶芽衣子の名前の大きさに翻弄されてしまった不幸もあるのだろうが、5枚のシングルと映像がファンのこころに残されていることに感謝…

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『女優芹明香伝説』



 1996年の幻のロング・インタビュー復活本『女優芹明香伝説』を購入してきた!
印刷とはいえサイン入りポートレイトがなんか嬉しいし、解説入り完全フィルモグラフィーも喜ばしいのだが、誤植が6か所もあるのはいただけないな…
 …それはさておき、あの頃夢中になっていた彼女の作品を、ふたたびじっくりと観たくなってきた…


[第1章]エッセイ
  白けちゃいないけど…ポルノ女優の告白
[第2章]インタビュー
  ロング・インタビュー「私の足跡」(1996年)
  「芹明香は芹明香である」トークショー採録(2016年)
[第3章]芹明香研究会 [名花]
[第4章]フィルモグラフィー
  映画作品・OV作品・テレビ作品


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    ◇

女優芹明香伝説/芹明香・述、鈴村たけし/鵜飼邦彦・編
【ワイズ出版】
定価 2,200円+税

2018年、GW前の猟盤図録

 今年はゴールデン・ウィーク前の日曜日と月曜日に東京へ出向いた。別にコンサートがあったわけでもなく行ったのだが、平日を入れた休みは気分的に楽しい…

 ちょうど2日前にユニオンレコード新宿がオープンしており、洋楽・邦楽の廃盤セールの真っ最中…帯付き初回盤やUK/USのオリジナル盤など、貴重盤の目白押し…予算は、普段ふらりとレコ屋へ行く時よりは潤沢ではあったが、オリジナル盤を2〜3枚にするかお安いレコを量でカヴァーするか、悩ましい時間もまた愉しく、名古屋では滅多に見かけることのないオリ盤の目の保養をさせてもらった…

 結局、購入したのは和モノばかりのLP4枚、EP18枚…
 貴重盤はないが、以前から探していたシングルが何枚か入手でき満足な2日間だった…

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 レコ箱をサクサクと漁っている指の間に、長いこと探し求めるレコードのジャケが顔を出したときの喜び…それは、先に紹介した浅川マキの「こんな風に過ぎて行くのなら」(‘72)がそうであり、または南條マキの「だまされて」(‘69)はネットの高値を羨みながらも待っていた甲斐があったというもの…これは歌ウマ、オトナの歌謡曲なり…
 樫山洋子「恋にくるって」(‘72)も、まさか入手できるとは思わなかった1枚…両面ともに都倉俊一の作曲は、この年に開花させたアクショングラマー歌謡のグルーヴ感を引きずる逸品なり…
 GS歌謡の中尾ミエはジャケがイイし、元ピンキー・チックスのいとのりかずこは筒美京平の曲ながら、知っていなけりゃ手を出さないようなジャケの簡素ぶり…
 石立鉄男と山内絵美子のデュエットシングルは、山内絵美子のファンだからの1枚だが、台詞の掛け合いをテクノに乗せたB面「チェイス」が面白い…石立鉄男はエロおやじぶりを見せるが、この二人のアルバム裏ジャケはセクハラっぷりも時代を感じさせるもの(未入手なのでいつか手に入れたい)…
 テレサ・テンは別ジャケで、「TATTOO[刺青]あり」も珍しい映画告知ジャケ…

 

ZEPの限定カラーヴァイナル



 1週間前の4月21日、レコード・ストア・デイにおいてリリースされたLed Zeppelin の7インチシングル「Rock and Roll」は、Yellow Vinylの限定シングルと いうこともあって、地方での購入がなかなか難しかったらしい…

 かく言う自分もタワーレコード出遅れたので、Bananaに30分並んでなんとかGet…各お店には1枚くらいしか入荷していなかったようだ…当日、在庫がどこそこにあるって都内情報のツイートはうらやましい限りだったのだが、翌日、上京したおりに新宿HMVに出向いた際、店頭に10数枚の陳列を見て、やはり地方への偏りを痛感したよ…


過ぎ去った虚い、「こんな風に過ぎて行くのなら」浅川マキ



浅川マキ◆ こんな風に過ぎて行くのなら/さかみち 1972年

 東京での猟盤では、以前から探していたシングル・レコードを何枚か見つけることが出来た…
 この浅川マキ「こんな風に過ぎて行くのなら」はその中の1枚で、1972年にリリースされた彼女の代表曲のひとつだ…

 当時、浅川マキのレコードはアルバム単位でしか聴いていなかったので、「こんな風に過ぎて行くのなら」は1973年リリースのアルバム『裏窓』で初めて耳にしたのだが、アコースティックなサウンドに乗せた若者の空虚な心象風景がとても切ない…

 このシングル・ヴァージョンはアルバム収録とは演奏メンバーが異なり、深町純、角田ヒロ、高中正義、萩原信義の4人のシンプルな伴奏に導かれる心地よさが格別で、日活ロマンポルノ『OL日記 牝猫の情事』(’72)において、ヒロイン中川梨絵のアンニュイなテーマとしても使われた逸品である…


「TATTOOあり」の別ジャケ、見っけ…



宇崎竜童◆ TATTOOあり/ハッシャバイ・シーガル 1982年

 GW前の日曜と月曜に東京に出むき中古レコ屋巡りをしてきた…
 新宿ディスクユニオンの新ビルOPENに重なり、帯付き国内初盤やUK/US Rockの貴重盤などが放出されたセールの真っ只中においては、ただただ目の保養だけさせてもらい、もっぱら和モノ安レコの漁盤に励んできた…
 
 ということで、お高いオリ盤を2〜3枚買うよりも、お安いレコを量でカバーした次第で…買い直しもあったり、珍しいものはそれほどでもない…

 さて本盤は、映画『TATTOO[刺青]あり』のクロージングに印象深く流れる宇崎竜童の「ハッシャバイ・シーガル」(B面)であるが、珍しいのは映画の告知ジャケが付帯されていること…
 小説の映画化などで文庫本のカバーに見られるアレと同じ、まぁ、そんな程度のものだけどね…

★TATTOO[刺青]あり★

ZEP本、飛来! 活動記録の最終本となるか…

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『レッド・ツェッペリン 全活動記録 1968-2007』

 結成50周年となるレッド・ツェッペリンの、全活動記録の研究書が初版2000部限定で発刊された。

 角背のハードカバーの体裁が重厚感をもたらす本書は、バンドの結成から解散、そして再結成までの全ライヴ、レコーディングのリストで網羅されている。

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 これまでZEPのセットリストなどライヴの足跡は、ルイス・レイ著作の『LIVE』が参考書となっていたが、今後は、本書が最終録としてその役目を担ってくれるはず…。

 さて、まず最初に開くページはFirst Japan Tourの頁であろう。

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 先ごろジミー・ペイジが、今後10年にわたって過去のライヴ・レコーディングからチョイスしたライヴ・アルバムをリリースしてゆくと発言していただけに、ぼくらが一番望んでいるのが1971年の日本初来日公演のライヴ盤だ。それは間違いない…。

 本書には、ファンには先刻承知の事柄でもある日本側ワーナーが広島以外の公演をライヴレコーディングしてきたこと、その音源が『How The West Was Won(邦題:伝説のライヴ)』の対として『How The East Was Won』として検討されたと記述されている。
 それだけに先のペイジ御大の発言は、微妙ながらもファンの期待を煽るものだ。

 さてさて、ヴォリュームある内容だけに、しばらくはブートレグのライヴCDを流しながらの休日読書となるだろうな……。

    ◇

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レッド・ツェッペリン 全活動記録 1968-2007/マーク・ロバーティ(著)、前むつみ(訳)
【シンコーミュージック・エンタテイメント】
定価 4,500円+税